ハイパフォーマンスプレゼン⑲【話の構成】
皆様、こんにちは、こんばんは。伊藤です。
⑰と⑱で『緊張を和らげる方法』について書いたところ、見た方から次の質問をもらいました。
Q:プレゼンのときは伊藤さんって緊張しないんですか?
A:緊張します。心臓バグバグのときもあります。
ただし、頭が真っ白になったり、何を言ってるのか分からないということはありません。
今は緊張している時の方が自分の持っている力以上のことができて、寧ろパフォーマンスが上がっています。
それでも4年前、とっさのスピーチがきたときには、少しでも緊張すると何を話しているのかが分からなくなって迷走したこともあります。(終わった後の絶望感は今でも覚えています)
そこで、当時、私のプレゼンの師匠から、
「話の構成を頭に思い浮かべて話してみてください」
と教えてもらいました。
今回のテーマは【話の構成】です。
それぞれを簡単に書くと、
冒頭…主要部に入る前の導入
主要部…自分が伝えたいこと
結論…まとめ
正直なところ当たり前では?と思いました。そこら辺のプレゼンの本でも載ってますから。
そう思っていたら次の質問がきました。
「それぞれどれくらいの割合で構成を作ると思う?結論が1として、冒頭と主要部にどれくらいの割合にすると良いと思う?」
私の回答は、主要部が何よりも大事と思っていたので、冒頭2、主要部7、結論1と答えました。
そして、返ってきた答えは意外なものでした。
***
【初めてあなたのスピーチを聴くような人が多い場合】
冒頭7、主要部2、結論1
【あなたを知っている人が多いスピーチの場合】
冒頭3~4、主要部6~5、結論1
【会議の打ち合わせでの話の場合】
冒頭0~1、主要部9~8、結論1
***
ここで言いたいのは、シチュエーションに合わせて冒頭と主要部の割合を変えているということです。
では、なぜ冒頭の時間を変えているのか?
あなたを知らない人が多いほど冒頭に時間をかけてあなたのYESを取っていき、主要部の話を響きやすくしていくというものです。
【初めてあなたのスピーチを聴くような人が多い場合】の例で、キングコングの西野さんのスピーチが参考になります。
冒頭部分で時間の7割を使い、自分に対するYESを取っています。(USJの話でYESが取れると思い、冒頭でUSJの話を拡げていると思われます)
相手に合わせて構成を考える、これをすることで自分にフォーカスが当たらず、相手にフォーカスが当たるようになります。
人は不思議なことに、相手のためと思うと話をしていても緊張しているとか不安っていう考えがなくなります。
【話の構成を相手に合わせて作る】
是非やってみてください✨
最後に
自分にフォーカスが当たっていると、その場の雰囲気に呑まれる、アウェー感を感じるといった心理になり、思うように話をすることが難しくなります。
緊張しているときこそ相手を見て、相手のための話の構成にして話をしてください。
周りを味方に変えると、自分では想像もしないパフォーマンスを発揮することができますよ♪
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