ハイパフォーマンスプレゼン⑥【呼吸】
皆様、こんにちは、こんばんは。伊藤です。
第2回以降、表情や姿勢について書いてきましたが、どうだったでしょうか?
意識してみると直る部分もあれば、そうでない部分があったと思います。
でも大丈夫です。少しずつ良くなっていっていますので。
大事なことは続けることです。
また一度止めてしまった方がいても今日からまた再開すれば大丈夫ですよ♪
声は後天的にコントロールできるので、トレーニングを続けていくことで必ず変わります^_^
では、今回は声を良くする最後のポイントをお伝えします。
それは
『呼吸』
です。
呼吸は腹式呼吸で行う
呼吸の仕方は大きく分けて、胸式呼吸と腹式呼吸に分かれます。
胸式呼吸は、吸ったときに肺を覆っている骨(ろっ骨)が広がり、肺が横へ膨らんで広がります。なので、吸ったときに肩が上がっていると、胸式呼吸の場合が多いです。
胸式呼吸だと、胸や肩や首の筋肉を使うため、声帯が狭まり、声が出しづらくなります。
一方で、腹式呼吸とは、息を吸うときに、胸から上(肩など)をなるべく動かさないで、横隔膜を使って呼吸する方法です。腹式呼吸は息を吸う時に肺を横に広げることはありません。(下に広がる)
つまり、腹式呼吸では呼吸時に胸や肩の筋肉を使わないので、声帯を狭めることがないため、声が出しやすくなります。
腹式呼吸のトレーニング
腹式呼吸の原理は何となく分かったけどどうやるの?という疑問が出たと思います。
腹式呼吸ができているかどうかは、肋骨の下にある横隔膜が動いているかどうかで決まります。(横隔膜は咳をしたときに動くところです)
始めて腹式呼吸をやる方は大概意識してやらないと横隔膜を意識して呼吸することはありません。
なので腹式呼吸を無意識状態でもできるためのトレーニング方法を挙げます。
- 体の中の息を口から全て吐ききってください
- 吐ききったら、鼻から空気を3秒吸い込んでください
- 2の後に、2秒止めてください
- 15~20秒かけてシィーと言いながらゆっくり吐き出してください。
※このとき口の形はイ―っという状態です - 1~4を5回繰り返してください
どこででもできるトレーニングなので是非毎日やってみてください^_^
最後に
ハイパフォーマンスプレゼン②以降、話す内容以外の部分について記載してきました。
私がボイストレーニングを受けたときに講師からは、
【声に気を配らない人は、敗れた財布を持っているのと同じ】
と言われたのを覚えています。
例え良い提案や資料があっても声によって損なわれたら何だかもったいないですよね。
是非この記事をご覧になられた方は声について取り組んでみてください♪^_^
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